壁掛け型換気扇は名前の通り、壁に取り付けるタイプの換気扇です。取り付けが比較的簡単なことから、DIYでも導入可能なタイプが多く見られます。大抵のモデルが電源プラグを直接コンセントに差し込む形で電源を確保するため、電気工事が不要なのも特徴です。しかし、場合によっては壁に穴を開ける必要があるため、その点は考慮が必要です。
天井埋め込み型換気扇は、天井に設置するタイプの換気扇で、特に浴室やトイレ、キッチンなどでよく見かけます。換気性能が高く、部屋の中央から効率よく空気を吸い上げることができます。しかし、取り付けには専門的な知識が必要で、電気工事が必要な場合もあるため、プロに依頼することが一般的です。
窓取付型換気扇は、窓ガラスに取り付けるタイプの換気扇で、一般的には浴室などの湿度が高い場所で使用されます。窓に取り付けるため、壁に穴を開ける必要がなく、取り付けが比較的容易です。しかし、窓ガラスに取り付けるための専用の窓が必要で、窓ガラスの大きさによっては取り付けられない場合もあります。
ダクトファン型換気扇は、換気ダクトと連動して動作するタイプの換気扇です。一般的には大規模な建物や店舗、オフィスなどで使用されます。換気能力が非常に高く、広範囲の空気を一度に換気することができます。しかし、取り付けにはプロの電気工事士が必要で、コストが高くなる可能性もあります。
本記事では、壁掛け型、天井埋め込み型、窓取付型、ダクトファン型という換気扇の代表的な4種類について紹介しました。それぞれには一長一短があり、使用場所や設置条件、換気能力などにより最適なものが異なります。適切な換気扇を選ぶことで、快適な室内環境を保つことが可能です。導入時には専門家の意見を参考に、最適な選択をすることが重要です。
（一社）日本除菌脱臭サービス協会
脱臭マイスター
